契約通りのお金を支払ったのにも関わらず、性行為をする前にいなくなってしまったという詐欺まがいの被害が相次いでいます。こういった愛人契約詐欺ともいえる状況の場合、訴えることができるのでしょうか。また、お金を取り返すことはできるのでしょうか。

愛人契約の法的拘束力は一切ない

まず、初めに確認しておきたいことは、「愛人契約に法的な拘束力は一切ない」ということです。愛人契約は公序良俗に反しているので、法的には無効となってしまうのです。ですから、お互いに交わした契約内容が守られなかったからと言って、違反や詐欺罪で訴えることは難しいのです。

今回のケースも、契約内容を無視して女性がお金を持ち逃げしてしまったことにはなりますが、愛人契約自体が法的な力を持っていないので、詐欺罪で訴えることは非常に難しいでしょう。残念ですが、お金も戻ってこないと考えるしかありません。

相手のしたことが詐欺かどうかは、契約が成立していなければ確かめられません。しかし、契約していないのと同じなので、確かめたとしても訴えることはできません。また、初めから騙すつもりだった場合に詐欺と確定されますが、最初から騙すつもりだったかどうかは本人しかわかりません。また、いくらでも嘘をついて逃げられるので、なおさら訴えるのは難しいでしょう。

お金を騙し取られないために

愛人契約詐欺は、立証が難しいため、多くの被害が出ているのが現状のようです。したがって、トラブルが起きる前にしっかり対策しておく必要があるでしょう。

お金を持ち逃げされないようにするには、振り込みではなく手渡しで、なおかつ月単位ではなくその都度支払うのが一番かと思います。

手渡しなら、逃げようとしても捕まえることができるかもしれませんが、振り込みだとその可能性は限りなくゼロに近いです。月単位の支払いだと、性行為の回数など条件を満たしてくれないと損失が出てしまいます。条件を満たすたびに手渡しする形にした方が、一番リスクが小さいでしょう。

詐欺にはご用心

愛人契約は男性も女性も一流の人が結ぶものというイメージなので、詐欺などとは無縁だと思っている人も多いかと思います。しかし、実際は愛人契約を利用してお金を騙しとろうとする人もいるので、十分に気を付ける必要があります。

騙されないようにするためには、愛人契約を結ぶ前に、信用できる相手かどうかを見極める力が必要です。事前に数回のデートを重ね、どのような人か確かめてみるのも良いでしょう。